速読には多くのメリットがありますが「内容が頭に入らないような気がする」「理解できていないのでは?」そんな疑いを持っている人も多いようです。
本の内容がほとんど記憶に残っていないのなら、いくら速読とはいえ時間の無駄だし、経済的にも損ですよね。
おそらく、そうした疑いを持っている人は、自力で速読にチャレンジしている人だと思うので、一緒に解決策を考えてみましょう。
【速読をあきらめるのは損!】速読はタイパとコスパが非常に良い!
人間は必ず忘れる!!エビングハウスの忘却曲線とは?
忘れない(記憶を定着させる)ためには、何度も反復することが大切。
赤い曲線は1度だけ記憶した場合、緑の曲線は左から2度、3度、4度反復した結果のイメージ図です。(カーボン記憶)
1885年ごろ、ドイツの心理学者エビングハウスは「子音・母音・子音(rit, pek, tas, …etc)」からなる無意味な単語を記憶する実験をしました。
結果をグラフにしたものを「エビングハウスの忘却曲線」といいます。
実験結果は以下の通りでした。
20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。
- (節約率)=(節約された時間または回数)÷(最初に要した時間または回数)
- (節約された時間または回数)=(最初に要した時間または回数)-(覚え直すのに要した時間または回数)
(引用元:Wikipedia)
「節約率」とは、一度記憶して忘れた内容を、再び記憶し直すまでに必要な時間(または回数)が、一度目と比較してどれくらい減少するのかを表す割合です。
少しややこしいですよね。覚えるのが簡単になる、つまり、覚える時間が短くなったり、回数が少なくなることを、「節約」としています。
たとえば、最初に1分(60秒)かかって覚えた内容を、〇日後に覚え直す場合に30秒かかったら、節約率は50%になります。【60秒-30秒=30秒(←節約した時間)、30秒÷60秒=0.5=50%(←節約率)】
節約率は数字は大きければ大きいほど「簡単に思い出すことができた」ということです。つまり、復習はできるだけ早めに行う方が効率的であることがわかります。
本の内容は「忘れることを前提」として、速読で複数回読み返すのが一番効率的!
エビングハウスの忘却曲線は、意味のないアルファベットを使った実験結果のため、読書とは状況が異なりますが、読書についても熟読で何日もかけて1度だけ読むより、速読で2度か3度読み直した方がより記憶として定着します。
絶対使える!山口真由さんが提唱する「7回読み」
テレビでも大活躍の山口真由さんは、東京大学を首席で卒業した弁護士です。
在学中の成績はオール「優」。4年次には「法学部における成績優秀者」として総長賞を受けたそうです。
そんな秀才の山口さんが提唱するのは「7回読み」勉強法。
書籍「東大主席弁護士が教える7回読み勉強法」では、「繰り返し読むことの大切さ」を説いています。
ご自分のことを「頭の回転、発想力ともに平凡」だとおっしゃる山口さんですが、彼女が提唱する「7回読み」の要点を以下にまとめます。
山口真由さんの「7回読み」の要点(東大主席弁護士が教える7回読み勉強法)
- 理解する前に認知というプロセスが必要。「こんな文章が書いてある」と視覚的に感じ取るのが「認知」、意味を読み取りメッセージを把握するのが「理解」。7回読みはまず「認知」し、それを「理解」へとつなげていく道筋を作ることが大切。
- 300ページ程度の本なら、1回30分を目途に「流し読み」をする。
- 7回読みの各回は時間を空けずに行う。「1日以内がベスト」。
- 1冊を途中で休まずに読み切る。
- 集中しなくてはいけないと気負う必要はない。意味が取れなくても気にする必要はない。
- 一冊の「基本書」を7回読む。学ぶべき内容をすべてカバーしている本を選ぶこと。ポイントは「網羅性」。
- ネットで注文せず本屋に出向いて自分と相性の良い本を選ぶ。
- 大きな文字、チャートや図が多い本、カラフルな本は疲れやすい。
- 自分流の「重要ポイント」はマークせず、終盤になってから「不安な箇所」をマークする。
- 全体像→内容→細部の順番に意識を向ける。
- 音読は頭に入りにくく逆効果、心の中での音読も読む速度が落ちるのでNG。
- 終盤では「書く」というアウトプット作業を行う。キーワードをランダムに走り書きする。手を動かし脳に覚え込ませる。
- 7回で足りないと感じたら、さらに続ける。
【ポイントは9つ】本の内容が頭に入る & 理解できる速読のやり方
(速読を心掛けているが、頭に入っていないような気がする)あなたへのご提案は以下の通りです。
① 単語の意味さえわからないような専門書は入門書からスタート
本に出てくる単語(専門用語)の意味すらほとんどわからなければ速読はできません。新しい分野にチャレンジする場合、まず最初に「広く浅く学べる入門書」を読破しましょう。
速読はできなくても、なるべく速く読み終えるよう心掛け、何度か読み直しましょう。
② 静かで落ち着ける場所を選ぶ
山口真由さんは「集中できなくても問題ない」と言っていますが、集中できないと最初に戻って読み直したくなる衝動に駆られるので、読書には静かな環境がおすすめです。
③ 読書は記憶のゴールデンタイム=就寝前がおすすめ
就寝前は記憶のゴールデンタイム!眠ることで記憶が定着します。
通勤途中や隙間時間の読書も良いですが、就寝前の時間を有効活用しなければもったいないです。
④ 心の中で音読せず、ブロック単位で「視読」する
ほとんどの日本人は、頭の中で音読(=黙読)しながら本を読む習慣があります。これは小学校の国語の時間からの習慣なので、なかなかやめることはできません。
句読点ごと、1行単位、数行単位で「視読」することができれば、日本人の平均分速500文字の3倍~10倍の速読が可能になります。
子どもの頃、教科書の読み方で褒められた人ほど、音読の習慣が抜けない場合が多いので、パソコンやスマホを使った視読のトレーニングもご検討ください。
自宅に居ながら、速読教室と同じトレーニングが可能です。
【日本速脳速読協会】TERRACE(テラス)の速読を自宅で受講できる!大人と大学生対象の速読解Bizとは?【料金や口コミも!】!
(リーズナブル)ソクノー(SOKUNOU)の料金、効果、口コミ・評判、速読も速聴も学べるトレーニング(by 川村速脳開発協会)内容を徹底解説!
(スマホ可能)⑤ 目次、前書き、後書きにはしっかり目を通す
いきなり読み始めるよりも、読む前に本の内容が大まかにわかっている方が速読は容易になります。
フライヤーなどの書籍の要約サービスの利用もおすすめ。本選び失敗のリスクも減り、速読の後に復習として利用することで、記憶の定着を助けます。
⑥ 途中で内容が怪しくなってきても読み直したりしない
途中まで読んだ本を最初から読み直すのは非常に効率が悪いため、最後まで読んでから読み直しましょう。
山口真由さんも「全体像→内容→細部の順番に意識を向ける」と言ってますので、まずは最後まで読んで、本の全体像をおおまかに把握しましょう。
⑦ 右脳を使いイメージしながら読む
我流ではなかなか難しい面もありますが、文章から伝わる映像をイメージしながら読むと、右脳が鍛えられるとともに内容がしっかり記憶に残ります。
⑧ 最後に要約(アウトプット)する
本を読むことはインプットですが、アウトプット(要約)することで本の内容が長期記憶として定着します。
アウトプットは手書きがおすすめ。山口真由さんは要約ではなくキーワードの走り書きをすすめています。
⑨ 必要に応じて読み返す
エビングハウスの忘却曲線が示す通り、なるべく時間を空けず何度か読み返すことで、本の内容が長期記憶としてしっかり定着します。
効率を求めるなら、熟読より断然速読!
小説など、楽しむための読書はともかく、教養書や実用書、自己啓発書などのビジネス書は、速読をおすすめします。
1冊に1週間もかけていたら、何度も最初から読み返すことになったり、途中で嫌になり積読(つんどく)になってしまうことも多々あります。
ぜひ、速読をマスターして、1冊を1日でサラサラ読めるようになりましょう。右脳を使った速読なら、読解力も一緒に伸びていきます。
上のグラフは、速読解Bizでトレーニングした受講生の3か月ごとの平均値です。1年間のトレーニングで、一般人の10倍ほどのスピードが見込めます。
あなたの人生を変える速読オンライントレーニングおすすめ3選
①『速読解Biz』は月々2,980円(税込)~速読を学べる!
速読解 Bizの「4か月お得パック」なら、月々わずか2,980円(税抜)と超低料金で速読を学べます。契約中は回数無制限で利用可能。
簡単な目のトレーニングと脳トレで、隙間時間に5分でも10分でも楽しめます。
速読解Bizは、25年以上前から日本全国で速読教室を運営している日本速脳速読協会が開発したメソッドで、教室と同じトレーニングが自宅でおこなえます。
大学生と社会人が対象。申し込みはスマホからでも可能ですが、パソコンとiPadでトレーニングします。
【日本速脳速読協会】TERRACE(テラス)の速読を自宅で受講できる!大人と大学生対象の速読解Bizとは?【料金や口コミも!】 |
②『川村式ジョイント速読術』は任天堂DSで有名な川村明宏博士のメソッド!
「川村式ジョイント速読術」を開発した川村明宏博士は、日本における速読の第一人者で、日本で唯一速読に関する特許を取得している方です。
川村式速読術の歴史は古く40年以上になります。現在では日本のみならず、アメリカでもシェアナンバー1を獲得。
「川村式ジョイント速読術」は、1日わずか7~10分程度の簡単なトレーニングで、多くの受講生が分速5,000文字から10,000文字を達成。※平均速度の10~20倍以上
メールと電話で講師に相談可能で、月々わずか4,980円(税抜)。申し込みから1か月のトライアル期間があります。
申込はスマホからも可能ですが、トレーニングはパソコンでおこないます。
③『ソクノー(SOKUNOU)速読術・記憶術・暗記術』は通勤中スマホでもトレーニングできる!
速読解Bizと川村式ジョイント速読術は、速読に特化したメソッドですが、ソクノー(SOKUNOU)は、速読力のほかに、速聴力、記憶力も総合的にトレーニング。
所要時間は1日わずか7分間。脳トレは通勤時間にも楽しめます。
ディスプレイの大きいパソコンでのトレーニングがベストですが、スマホでも可能なので、パソコンをお持ちでない方におすすめ。
最初に年齢設定ができるので、子どもの利用も可能です。
料金は月々わずか4,980円(税込)。追加のアカウントは1名1,980円(税込)。親子で楽しめます。
あなたの人生をイージーモードに!おすすめの記憶術
『ジニアス記憶術(ジニアスメモリー)』は1日7分で記憶力そのものを向上!
1日7分ほどの簡単な脳トレで、記憶力そのものを向上させます。トレーニングには、川村式ジョイント速読術も組み込まれているので、速読力も同時にアップ!
電話やメールで講師に相談できるので、モチベーションも維持できます。
毎月払いだと月額2,980円(税込)、1年パックで月額1,980円(税込)と、とてもリーズナブルです。7日間の無料トライアル期間があるので、向いていない場合の金銭的なリスクはありません。
ジニアス記憶術は怪しい?詐欺?開発者、川村博士の経歴や記憶の宮殿などイメージ記憶術を活用した画期的なトレーニング内容も徹底解説! |