一般的に、速読に適した本のジャンルは、ビジネス書や自己啓発本、実用書だとされています。
一方、小説については速読したくない、あるいは、すべきではないと考える人も多いようです。
一口に「小説」といっても、トルストイやドフトエフスキーに代表されるような難解な長編ロシア文学、複雑な人間関係が特徴の横溝正史の推理小説、会話の多いライトノベルなどさまざまです。
基本的に小説は「読む行為自体が娯楽」なので、速読に向いているジャンルとはいえません。
そうはいっても、読破に時間がかかりすぎると「積読(つんどく)=未読の本が積み上がっている状態」のおそれがあり、「速さと楽しさ」、ちょうど良いところで折り合いをつけたいですよね。
今回のテーマは「小説の速読について」です。
日本人が小説を読むスピードの平均は?
専門書の場合は、同じジャンルの本を読めば読むほど速く読めるようになり、10冊も読めばその分野の識者になれるといわれています。
一方小説は、中高生に人気のライトノベルから、登場人物の名前すら覚えられないような長編の翻訳書まであり、「小説のみ」の平均読書速度を算出するのは不可能です。
ただし、(ジャンルを限定しない)日本人の平均読書速度なら、分速500文字から700文字くらいとされています。
これは一般的な書籍の1ページを約1分で読むスピードで、200ページほどの新書なら、3時間半もかかってしまいます。
速読のトレーニングを受けた人なら、小説であろうと平均の3倍以上のスピードも可能でしょうが、小説で速読のテクニックを使う人は少ないようです。
小説の速読は難しい?流し読み・飛ばし読みはできる?
速読とは相性の良くない小説ですが、「(会話の多い)ライトノベル」に関しては、脚本のように会話だけを拾ってサラサラ読んだとしても、おおまかなストーリーくらいは掴めるでしょう。
ちなみに、飛ばし読み(拾い読み)は「スキャニング」、流し読み(斜め読み)は「スキミング」と呼ぶこともあります。
目次を参考にして重点的に読むページを決めたり、読書の目的に合致した「言葉・用語」を拾ってその周辺を読んだりする「スキャニング」は小説には使えません。
また、ところどころに伏線やミスリード、さらに大どんでん返しまであるミステリー、推理小説には、「スキミング」のテクニックも使えません。
一見、重要でなさそうな文章に、伏線が張られていることも多いので、一度の「スキミング」で伏線を回収することは難しいでしょう。
一方、ビジネス書や自己啓発書、教養書は、前書きと目次でだいたい何が書いてあるかわかりますし、結論から書いてあることも多いため、速読に向いているジャンルだといえます。
小説を速読するデメリットとは?
右脳をフル稼働し、イメージ速読のできる人は別ですが、速読では、主人公になりきって感情移入したり、頭の中で好きな俳優さんを勝手にキャスティングしたりする楽しみ方はできません。
速読では、お花の香りや北風の冷たさを想像しながら読むことも不可能です。
情景をイメージできなければ、ストーリーが記憶として残りにくいというデメリットもあります。
もちろんメリットもあり!小説を速読するコツや注意点は?
小説だけとは限りませんが、ページ数の多い本にありがちな困った現象が「積読(つんどく)」。
その原因の多くが、途中で読めない日が続いたりした場合にストーリーを忘れ、リタイアしてしまうことです。
速く読めば「積読」は防げます。1、2日で読み終われば積読にはなりません。たとえ速読で3回読んでも、1回熟読したときよりも短時間で済む場合も多々あります。
速読でも、2度3度読むことで伏線は回収できます。
難解な専門書でも目次や前書き、後書きに目を通しておくことで、速読がしやすくなりますが、小説は前書きや目次に目を通しても、内容まではわかりません。
小説を速読するコツと注意点
- 表紙、背表紙、帯に目を通す
- 最初に後書きに目を通す
- あらすじを書いたブログを読んだりYou Tube動画も見ておく
- 読書メーターやAmazonのレビューにも目を通しておく
小説は心のなかで音読もいいけど、速読したいのなら右脳速読を!
小説を速読することには賛否ありますが、ライトノベルのように会話が多く、複雑な伏線も張られていないような軽いタッチの読み物には使えます。
また、推理小説でも「ストーリーさえわかれば良い」と考える人にもおすすめです。
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