読書が思うようにできないのは、「忙しくて時間がない」という理由が多いようです。
本を読んでいる途中で次々に用事が入り、そのまま積読(つんどく)になってしまった経験もあるのではないでしょうか?
そうはいっても成功者の多くは読書家です。多くの名著を読むことで、現在勤めている企業で評価されたり、転職に成功したりする可能性が一気に高まります。
「時間がなくて読書ができない」のなら、無理やり時間を作るか速いスピードで読むかの二者択一になりますが、自分でコントロールしやすいのは読書スピードの方ですよね。
本を速く読む(速読)には、いくつかのコツがあるのですが、一番効果のあるコツは、頭の中で文章を音声化しないことです。
自分でトレーニングしたり、パソコンやiPadでトレーニングしたりすれば、今の2倍、あるいは10倍ほど速く読めるようになります。
今回の記事では、頭の中で音声化する習慣をやめて読書スピードをアップする方法を提案します。
音声化(脳内音読)すると読書に時間がかかる
そもそも頭の中で文章を音声化すると、なぜ本が速く読めないのでしょうか。ちなみにこの音声は、内言語(内語)ともいいます。
私たちが話す速度は平均分速300文字。トレーニングをしていない人が本を読む速度は、分速400〜800文字。
分速800文字というのは、アナウンサーの早口言葉くらいのスピードです。
したがって、頭の中で一文字一文字音声化(黙読)すると、だいたい分速1,000文字が限度となり、これ以上速く読むためには、読み方を変えるしかありません。
ちなみに速読の教室やオンライントレーニングでは、通常の約3倍、さらにトレーニングを積むことで約10倍のスピードを目指します。
読書だけではなく「思考」でも脳内音声化!内言語を使っている
内言語・・・声や文字となって外に現れない言語。思考や黙読などを言語活動の内面化したものとして説明した言い方。内語。(引用元:goo辞書)
「内言語」を使うのは黙読だけではなく、心の中で「お腹すいたなぁ」「今日はやけに寒いわ」といった「思考」の場合もあります。
独り言の習慣がある人なら、こうした「感情」を呟いてしまうこともあるでしょう。
読書で音声化(脳内音読)しない効果・メリットは?
私たちは小学校の国語の時間から、音読の習慣がついています。
先生に「あなたは読むのが上手い!」と褒められる人は、分速300文字くらいで、大きな声でかまずに読める人でした。
声を出さない黙読なら、音読よりは多少速くはなりますが、基本的に同じ方法で読んでいるので、平均5~600文字となります。
あなたの読書速度は「ハカルくん」で簡単にチェックできますので、速読解Biz公式サイトにあるハカルくんのバナーをクリック(タップ)して調べてみましょう。
脳内での音声化(黙読)をやめると、ブロック読みが可能になります。ブロック読みは「視読(しどく)」ともいいます。
トレーニングしていない人でも10文字程度のブロック読みは可能です。ただし、馴染みのある単語に限ります。
たとえば、「ビーフストロガノフ」や「サザンオールスターズ」「シアトルマリナーズ」など、その単語をよく知っている場合は、容易に視読が可能です。
語彙が増えること等から、速読のトレーニングをしなくても、読書家ほど読む速度が速い傾向があります。
脳内の言語野である「ブローカ中枢」は言葉を発する機能であり、「ウェルニッケ中枢」は言葉を聞いて理解するための機能ですが、ブロック読み(視読)をしているときは、ほとんど働いていません。
これら言語中枢は右利きの人で95%以上、左利きの人は70%以上が左大脳半球にあるといわれています。ほとんど左脳で読んでいますね。
速読は主に右脳を使うため、右脳のトレーニングもします。
文字を指でなぞるだけで2倍速?!トレーニングなしで、脳内音読をやめる方法・コツ7選
特別なトレーニングをせずに、速読を体験してみましょう。1.5~2倍程度の速さが期待できます。
- 目次や前書きから内容を推察する
- 先に要約を読む(本の要約サービス「フライヤー」等を利用)
- 小説でなければ、関心のあるページから読む
- 専門書の場合は、あらかじめ入門書や図解の多いムック本を読んでおく
- 読み返したり、目が泳いで無駄な動きをしないよう指でなぞりながら読む(読書速度が25%~100%上がる)
- 本に出てくるキーワードに慣れるために、自分が一番興味のある同じジャンルの本を連続で読む
- 試しにキーワードと漢字のみを拾って読んでみる
欲しい情報と要らない情報が明白ならば、読み飛ばす箇所と熟読する箇所にメリハリをつけて読む「スキミング(拾い読み)」という手法もおすすめです。
本の内容に明るければ明るいほど、速く読めるようになります。そのためには、読んだ本の内容をできるだけ記憶しておくことが大切です。
- 本を読んだ後、(できれば手書きで)要約や読書メモを残す
- 周囲の人に本の内容を話す
- ブログやSNSに書評を投稿する
- Amazonのレビューを書く
- 読書会に参加する
上記のようなアウトプットすれば、記憶しておきやすくなります。
アウトプットではありませんが、本を読む前だけではなく、読んだ後にも「要約」を聞いておくと記憶の定着を助けてくれます。本の内容は短期間に3回読み直すことでしっかり記憶に残るとされています。
専門的な内容でも、初心者に説明できるレベルにまでなれば、速読は非常に楽になります。
ちなみに寝る前は「記憶のゴールデンタイム」と呼ばれ、就寝前に読んだ本の内容は記憶に定着しやすいといわれています。
起床後の1~2時間も脳がリフレッシュしているので、読書には適していますよ。
脳内で音読しなくても内容は十分理解できる!自分でできる速読トレーニング4選
次は、自分でできる簡単なトレーニングをしてみましょう。
- 「あーーー」など、意味のない「内言語」発する
- 指を使う
- メトロノームを使う
- 新聞や漫画を使う
① 心の中で「あーーー」等、意味のない言葉を発しながら読む
「あーーー」でも「1234512345」でもかまいません。本の内容の音声化を防ぎます。最初のうちは句読点単位で、徐々に1行をブロックとして視読に変えていきます。
② 指を使って眼筋をトレーニングする
人差し指を立てて両手を前へ突き出し、顔が動かないようにして、目だけを動かして左右の爪先を交互に見ることで眼筋トレーニングができます。(引用元:日本速脳速読協会)
1行ごと、場合によっては1ページ、最終的には見開き2ページまで一目で視るには、視野と識幅の広さが必要です。
左右の指を使って、眼筋のトレーンイングをしましょう。
日本速脳速読協会の速読解Bizなら、パソコンやiPadで眼筋のトレーニングが可能です。視力が改善したとの口コミもありました。
スマホで速読のトレーニングしたい場合は、ソクノーがおすすめ。
③ メトロノームを使って1行を1秒で視読してみる
自宅にメトロノームがある人は、メトロノームの目盛りを60に合わせて読んでみましょう。
1分間60回、1秒間に1回カウントされるので、1行ずつリズミカルに読んでいきます。
文庫本だと1行(1秒)あたり38〜42文字なので、分速2280文字~2520文字となり、一般的な日本人の3倍~5倍の読書速度が体験できます。
④ 1行の文字数が少ない新聞や漫画の吹き出しでブロック読みしてみる
新聞の1行の文字数は10~13文字、漫画の吹き出しは1行あたり5~6文字以内で行数も少ないので、音声化をやめるトレーニングには最適です。
縦書きの場合は、視点を上から下に動かすのではなく、水平に動かしてみましょう。
ちなみに、アメリカのジョン・F・ケネディ元大統領は、朝食前に新聞各紙に目を通していたそうですが、分速1,200単語(平均は200~300単語)のスピードで速読していたそうです。
これは通常の4~6倍のスピードなので、ケネディ元大統領は、絶対に文章を音声化していないはずです。
熟読と速読を使い分ける!小説は心の中で音読するのがおすすめ!
どんなジャンルの本でも速く読めば良いというのではなく、速読におすすめなのは、ビジネス書、教養書、実用書、自己啓発書等です。
作家特有の文体を楽しんだり、登場人物に感情移入しながら、物語を進めていく小説は、速読には不向きだと思います。
書籍のジャンルによって、速読と熟読を使い分けてくださいね。
自力でのトレーニングが難しければ、オンラインで学ぼう!
もちろん、自力で速読のトレーニングをするより、パソコンやiPadを使ってトレーニングをする方が効率的です。
速読のためには、全体把握力、理解力、思考力、検索力、記憶力も同時に養いたいところです。
脳トレもついた次の速読トレーニングをおすすめします。
あなたの人生を変える速読オンライントレーニングおすすめ3選
①『速読解Biz』は月々2,980円(税込)~速読を学べる!
速読解 Bizの「4か月お得パック」なら、月々わずか2,980円(税抜)と超低料金で速読を学べます。契約中は回数無制限で利用可能。
簡単な目のトレーニングと脳トレで、隙間時間に5分でも10分でも楽しめます。
速読解Bizは、25年以上前から日本全国で速読教室を運営している日本速脳速読協会が開発したメソッドで、教室と同じトレーニングが自宅でおこなえます。
大学生と社会人が対象。申し込みはスマホからでも可能ですが、パソコンとiPadでトレーニングします。
【日本速脳速読協会】TERRACE(テラス)の速読を自宅で受講できる!大人と大学生対象の速読解Bizとは?【料金や口コミも!】 |
②『川村式ジョイント速読術』は任天堂DSで有名な川村明宏博士のメソッド!
「川村式ジョイント速読術」を開発した川村明宏博士は、日本における速読の第一人者で、日本で唯一速読に関する特許を取得している方です。
川村式速読術の歴史は古く40年以上になります。現在では日本のみならず、アメリカでもシェアナンバー1を獲得。
「川村式ジョイント速読術」は、1日わずか7~10分程度の簡単なトレーニングで、多くの受講生が分速5,000文字から10,000文字を達成。※平均速度の10~20倍以上
メールと電話で講師に相談可能で、月々わずか4,980円(税抜)。申し込みから1か月のトライアル期間があります。
申込はスマホからも可能ですが、トレーニングはパソコンでおこないます。
③『ソクノー(SOKUNOU)速読術・記憶術・暗記術』は通勤中スマホでもトレーニングできる!
速読解Bizと川村式ジョイント速読術は、速読に特化したメソッドですが、ソクノー(SOKUNOU)は、速読力のほかに、速聴力、記憶力も総合的にトレーニング。
所要時間は1日わずか7分間。脳トレは通勤時間にも楽しめます。
ディスプレイの大きいパソコンでのトレーニングがベストですが、スマホでも可能なので、パソコンをお持ちでない方におすすめ。
最初に年齢設定ができるので、子どもの利用も可能です。
料金は月々わずか4,980円(税込)。追加のアカウントは1名1,980円(税込)。親子で楽しめます。
あなたの人生をイージーモードに!おすすめの記憶術
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1日7分ほどの簡単な脳トレで、記憶力そのものを向上させます。トレーニングには、川村式ジョイント速読術も組み込まれているので、速読力も同時にアップ!
電話やメールで講師に相談できるので、モチベーションも維持できます。
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ジニアス記憶術は怪しい?詐欺?開発者、川村博士の経歴や記憶の宮殿などイメージ記憶術を活用した画期的なトレーニング内容も徹底解説! |