「本が好きでよく買うけれど、結局最後まで読めずに積読(つんどく)になってしまうことが多い」
おそらくその悩みは、読書のスピードを上げることで完全に解決します。
読み終えるまでに1週間もかかったり、途中で3日間も読めない日が続いたら、読破するのが難しくなってしまいます。
平均的な日本人の読書スピード(分速5〜600文字)の場合、そうした事態に陥りがちですよね。
たとえば、通常は1冊4〜5時間かかるような本を1時間で読めるとすれば、その日のうちに読み終えることができそうです。
この記事では、日本人の読書速度にまつわる謎や自分の読書速度を知る方法、効果的なスピードアップの方法等を解説します。
読書は速度(スピード)が重要な理由、速度を上げるメリットとは?
まず、速く読むことをおすすめする本のジャンルは、ビジネス書、実用書、教養書、自己啓発書です。
これらは、作家特有の文体を楽しんだり、登場人物に感情移入をすることのないジャンルですね。
これらのジャンルはページの最初から読む必要もなく、目次を見て気になる項目から読み始めても構いません。
涙ぐんだり笑ったり、感情が揺さぶられることもないので、読者の記憶の残りにくく、忙しくて何日間も読めないとなると、また最初から読み直したくなることもありますよね。
一番残念なのは、中断が理由で興味をなくして、その後一度も読まなくなることです。
本はなるべく、1〜2日の間に読み終えて、記憶の新しいうちにアウトプットしておきましょう。完全に長期記憶として残しておきたい本は、3度読むのがおすすめ。
3倍速程度の速読なら、多くの人が短期間のトレーニングで達成するそうです。自宅のオンライントレーニングでも可能です。
日本人の読書速度(スピード)の平均は分速600文字
日本人の読書スピードは、ゆっくりめの人で分速400文字、速めの人で800文字とされています。
平均は分速約600文字。基礎知識のある専門ジャンルの本や平易な日本語で書かれている本は当然速く読めます。
分速1,000文字程度で頭打ちになるのは、ほとんどの日本人が国語の時間の「黙読」のように、頭の中で文章を音声化しているからです。
聞き取れるスピード、話すスピード、読み上げる(音読の)スピードの平均と限界は?
速い読書速度達成には、これらの限界を突破しなければなりません。
- アナウンサーがニュースを読む速度・・・分速300文字
- 上手な朗読、国語の先生に褒められる音読の速度・・・分速300文字
- 一般の人が話す速度・・・分速300~450文字
- 競馬やスポーツの実況中継(クライマックス)の速度・・・分速700文字
- 口喧嘩の強い人が激怒した場合の速度・・・分速700文字
- 活舌の良いアナウンサーの早口言葉の速度・・・分速800文字
聞き取れる限度は分速800文字以内ですが、予備知識のない難しい話に関しては分速400文字でも厳しいとされます。しかも、集中力が続かないので、相手の話が長いとどんどん難しくなっていきます。
本は読めば読むほど速くなる
日本人の平均読書速度は、分速600文字だとされていますが、一年に100冊以上本を読むような読書家はこの限りではありません。
本は読めば読むほど語彙力が鍛えられるため、読書家は、単語の意味がわからず、頻繁に目の動きが止まるようなことはありません。
一文字一文字目で追い、左脳を使って意味を考えながら読み進めなくても良いので、分速600文字を大幅に超えるスピードで読むことも可能です。
SRJで東京大学・大学院に通う学生20人の速読力を調査したところ、全員がその平均スピードを超えており、30%以上の学生が平均の倍以上の1,500字/分、最高で1,800文字/分以上という結果が得られました。(引用元:株式会社SRJ)
株式会社SRJは、全国約2,200以上の速読教室で導入されている速読トレーニングプログラム「TERRACE」「速読解Biz」を企画開発している企業です。
社会人の読書家だけではなく、勉強家の学生さんたちも読書スピードが速い傾向にあります。
小説を読むスピードの平均は?
もちろん、小説でも速読は可能ですが、物語の中に入り込んだり、登場人物になりきる楽しみは半減するため、平均の分速600文字弱のスピードで読む人が多いとされています。
感情を伴った記憶は定着しやすいので、小説は、内容を忘れて積読になる心配もありません。
読書速度(スピード)が速い・遅いは遺伝?
メンタリストDaiGoさんのブログに、「読書スピードに遺伝は関係するか否か」の研究結果が紹介されていました。
2010年にオハイオ州立大学が行った研究で、135人の遺伝子が全く同じ双子である一卵性双生児の人と、179人の二卵性双生児の人を対象に読書スキルについて調べています。(中略)双子の人たちを集めて幼稚園の時点で90分間の本を読むテストを行っています。
その2年後に追試を行い、どのように読書スキルが変わるのかということを調べることにより、この本を読む能力というものが遺伝によって変わってくるものなのかそうではないのかということを調べようとしたものです。(引用元:Mentalist DaiGo Official Blog )① 文字を認識するスピードや言語を身につけるということに関しては1/3は遺伝で決まり、残りの2/3は他の要素によって決まってくる
② ボキャブラリーの理解度に関しては、遺伝と環境の要素が1/2ずつ
③ 読書スピードの3/4は遺伝による
研究の結果は「読書スピードの3/4は遺伝による」というものでしたが、双子が速読のトレーニングをせず、一般的な読み方で本を読んだ場合、4組に3組が同じようなスピードになるということでしょう。
速読のトレーニングは、脳トレで右脳の働きを活性化し、読み方を変えるコツをつかみます。
日本人が(平均的な文字数・ページ数の)本を読むスピードは?
(速読に適したビジネス書が多い)新書のページ数はだいたい200ページ弱から250ページほど。1ページの文字数は約600文字です。単純計算で1冊あたり120,000文字~150,000文字ほど。
平均的な読書スピード(分速600文字)の人なら、1分で1ページ進みます。休憩の時間を入れなくても4時間前後もかかってしまいます。
寝不足覚悟で読まない限り、読み終えるまで数日かかりますし、文庫本なら500ページ以上あるものや数巻続く大作もあります。
ここでの「新書」とは、最近刊行された「新しい本」や古本に対しての「新品の本」のことではなく、新書判(105×173mm)の本のことです。
要は比較的新しく登場した本のサイズのことですね。
文庫本より縦長で、単行本より小さく、学術書や実用書が多いのが大きな特徴。1938年に創刊された「岩波新書」が有名。
出版社ごとに統一されたシンプルな表紙も新書の特徴の一つ。
読書速度(スピード)を測定するには「はかるくん」(無料)がおすすめ!
1ページを約1分で読むとすれば、日本人の平均的な読書速度なのですが、日本速脳速読協会と株式会社SRJが開発した「読書速度ハカルくん」で正確なスピードを計測できます。
あなたの読書速度は「ハカルくん」で簡単にチェックできますので、速読解Biz公式サイトにあるハカルくんのバナーをクリック(タップ)して調べてみましょう。
読書スピード「はかるくん」の特徴
- 小学生から社会人まで、属性ごとに適した文章で計測できる
- パソコン、iPad、スマホ、どれでも計測可能
- 「縦書き」と「横書き」から選べる
- 読み終えた後に、内容に関する2つの質問があり、正解しないと計測不可
- タートル級、キャリーカート級、紙飛行機級、ラジコン級、チーター級、ロケット級のいずれかに認定されるが、判定は非常に厳しい
- ランキングが確認できる
- 回数無制限、無料で計測できる
読書速度(スピード)はどこまで上がる?目安は?
トレーニングを受けた場合、3か月後に約3倍、1年後に約8倍のスピードアップが期待できます。
一生もののスキルを手に入れるには、1年、できたら2年以上トレーニングを続けることが望ましいとされています。
いますぐ読書速度(スピード)を上げる方法
もちろん、速読に特化したトレーニングをするのがベストですが、今すぐにできるコツもあるので、試してみましょう。
- 目線に無駄な動きがないように、人差し指でなぞりながら読む
- 絶対に戻って読まない。読み返すのは全部読んだ後
- 目次やまえがきはしっかり読む
- 実用書、教養書なら、先に要約に目を通す(要約読み放題、聴き放題サービス「フライヤー」)
- ストーリーになっていないものは、興味のある項目から読み始める
- 同じジャンルの本を続けて読む
- 読了後、要約や書評を書く
余裕があれば、文章を脳内で音声化するのをやめ、句読点単位、行単位の「かたまり」として意味をとらえていきましょう。
読書速度(スピード)は本の内容によってチェンジしよう!
ビジネス書、自己啓発書、教養書、実用書などのジャンルの本は、まずは平均的な読書スピードの3倍を目指す速読がおすすめ。
読書の大きな悩みは、時間がかかることによって途中で興味を失い、積読化することです。
1冊の本を1日で読み切れば、こうした悩みから解放されることは間違いありません。
あなたの人生を変える速読オンライントレーニングおすすめ3選
①『速読解Biz』は月々2,980円(税込)~速読を学べる!
速読解 Bizの「4か月お得パック」なら、月々わずか2,980円(税抜)と超低料金で速読を学べます。契約中は回数無制限で利用可能。
簡単な目のトレーニングと脳トレで、隙間時間に5分でも10分でも楽しめます。
速読解Bizは、25年以上前から日本全国で速読教室を運営している日本速脳速読協会が開発したメソッドで、教室と同じトレーニングが自宅でおこなえます。
大学生と社会人が対象。申し込みはスマホからでも可能ですが、パソコンとiPadでトレーニングします。
【日本速脳速読協会】TERRACE(テラス)の速読を自宅で受講できる!大人と大学生対象の速読解Bizとは?【料金や口コミも!】 |
②『川村式ジョイント速読術』は任天堂DSで有名な川村明宏博士のメソッド!
「川村式ジョイント速読術」を開発した川村明宏博士は、日本における速読の第一人者で、日本で唯一速読に関する特許を取得している方です。
川村式速読術の歴史は古く40年以上になります。現在では日本のみならず、アメリカでもシェアナンバー1を獲得。
「川村式ジョイント速読術」は、1日わずか7~10分程度の簡単なトレーニングで、多くの受講生が分速5,000文字から10,000文字を達成。※平均速度の10~20倍以上
メールと電話で講師に相談可能で、月々わずか4,980円(税抜)。申し込みから1か月のトライアル期間があります。
申込はスマホからも可能ですが、トレーニングはパソコンでおこないます。
③『ソクノー(SOKUNOU)速読術・記憶術・暗記術』は通勤中スマホでもトレーニングできる!
速読解Bizと川村式ジョイント速読術は、速読に特化したメソッドですが、ソクノー(SOKUNOU)は、速読力のほかに、速聴力、記憶力も総合的にトレーニング。
所要時間は1日わずか7分間。脳トレは通勤時間にも楽しめます。
ディスプレイの大きいパソコンでのトレーニングがベストですが、スマホでも可能なので、パソコンをお持ちでない方におすすめ。
最初に年齢設定ができるので、子どもの利用も可能です。
料金は月々わずか4,980円(税込)。追加のアカウントは1名1,980円(税込)。親子で楽しめます。
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ジニアス記憶術は怪しい?詐欺?開発者、川村博士の経歴や記憶の宮殿などイメージ記憶術を活用した画期的なトレーニング内容も徹底解説! |