一昔前とは違い、SNSやオンラインゲーム、YouTube動画など、家の中で楽しめる娯楽がたくさんあり、読書の影が薄くなるのは仕方のない面もありますよね。
しかしながら、読書には数えきれないほどの効果があります。
「読書量が多い人の特徴」を考えれば、読書で得られる効果が絶大なのは一目瞭然。なかには数字として表れている効果もあります。
その前に、他の人と比べるとあなたの読書量はかなり多い方かもしれません。日本人がどのくらい読書するのかも確認してみましょう。
この記事は、読書量の多い人と少ない人の特徴、一般的な日本人の読書量、読書の嬉しい効果から、読書をしていない人がこれから読書量を増やす方法、(第三者から見た)本を読んでいる人の顔つきまで、盛りだくさんでお届けします。
読書量が多い人の特徴(読書家あるある)
「読書量が多い人の特徴」は、あなたにも同意していただけるものばかりだと思います。当然のことですが、ポジティブな特徴ばかりですよね。
- 語彙、知識が豊富である
- 知的好奇心が旺盛である
- 教養がある
- 勉強好きである
- (ジャンルを問わず多読する場合は)多趣味である
- 集中力、読解力、判断力、理解力、分析力に優れている
- 発想力、アイデア力、共感力に優れている
- 高収入である(データあり)
- 成功者である
- 幸福度が高い
- 穏やかな性格である
- 精神が安定している
- 賢い
- 論理的に思考できる
- 説明力がある
- 正しい文法を使え、文章力がある
- 想像力が豊かである
- マーケティング力がある
- コミュニケーション力がある
- 話題が豊富であり、話がうまい
- 知的なルックスをしている
- 視野が広い
- トラブルに強い
- 孤独、孤立に強い
- 本棚が整理整頓されている
「高収入である」「成功者である」といった特徴は、明確な根拠がありますので、後ほどご紹介しますね。
もちろん、インターネットでも情報はキャッチできますが、ダイジェストのように内容が浅く、匿名の発信者による情報の中には、真偽不明のものやフェイクもあります。
読書量の多い人は、本を大切にしますので、本棚からいつでも取り出しやすいようにジャンルごとに分類している場合も多いようです。
月に何冊読んだら、読書量が多いといえる?「読書家」といえるのは何冊以上?
後ほど詳しく紹介しますが、平成30年の世論調査によると、日本人の半数近くは、月に1冊も読書をしません。
月0冊から2冊までの人が85%、月3冊以上の人が15%なので、月3冊以上なら「(日本人としては)読書量が多い」といえるのではないでしょうか?
ただし、一般的に「読書家」といえるのは年100冊以上とされてますし、世の中には仕事を持ちながら1日1冊以上読書をする人もいるので、「読書家」を自称するのは少し注意が必要です。
年100冊なら、月約8冊となります。ちなみに月7冊以上読書をする日本人は約3%です。
読書量が多い人はなぜ本を読むのか?
スキルアップやキャリアアップが目的の場合もありますが、ほとんどの場合、単純に「楽しいから」でしょう。
日々の生活の中で、自分が実際に体験できることはごくわずかですが、読書をすれば、成功者や偉人、作家が創作した魅力的な登場人物の行動を、(成功も失敗も含めて)追体験、疑似体験できます。
本を読んでいる人は見た目でわかる?本を読む人の顔つきは?
人間なら誰でも、自分の知らないことを、たくさん知っている相手のことを、尊敬するものです。
男性でも女性でも、語彙力を駆使し理路整然と話せる人を「かっこいい」と評価します。
また会社や学校でも、大勢で群れず、静かに読書をしている人は憧れの的ですよね。
本をたくさん読むことで、知識が豊富な人特有の自信に溢れた表情になり、周りの人のあなたを見る目が変わるでしょう。
転職に成功したり、昇格し所得が上がることも十分考えられますので、おしゃれにも気を配れるようになるかもしれません。
もしも外見に自信がなければ、読書が断然おすすめです。先に内面を磨きましょう。
読書量の多い人の読書法
本は読めば読むほど、語彙力がつき、速く読めるようになります。逆に、聞いたことのない専門用語や熟語が頻出すると速く読むことは困難です。
読書量の多い人は、理解度は維持したままで、一般的な人より速いスピードで読破していると思われます。
もちろん小説などは文体まで楽しめるよう「熟読」をおすすめしますが、ビジネス書、実用書、自己啓発書などはスラスラ効率的に読める方がいいですよね。
ちなみに平均的な読書スピードは分速5〜600文字だとされています。それ以上速く読むには、次のような方法を提案します。
- フライヤー等の本の要約サービスを利用して、あらかじめ要約を読んで(音声で聞いて)おく
- 速読をマスターし、まずは3倍程度の読書速度を目指す
- まえがき、目次、あとがきにはしっかりと目を通す
- 指でなぞりながら読む
読み終えた後は、要約したり、ブログに書評を書いたりして、アウトプットした方が記憶として定着しやすいです。
記憶の定着には、読み終えた後に要約を読んでおくのもおすすめです。要約サービスは本を買う際の参考にもなります。
速読のトレーニングは、脳トレにもなり、速読力アップ以外のさまざまな効果があります。
読書をしない人の特徴
日本人の半数近くがまったく本を読まないのだから、読書をしない人の特徴は、「読書量の多い人の正反対」とはなりません。ごく普通の一般人の特徴といえるでしょう。
おそらく、通勤時間や昼休み等の隙間時間はいつも、ついついスマホを触ってしまうタイプだと考えられます。活字を読むより動画を閲覧するほうが楽だと考えているのかもしれません。
そしてなにより、読書の絶大な効果にまだ気づいていない人であることが一番の特徴だと思われます。
読書をしない人が増える理由
SNSや動画の閲覧が原因だと考えられます。つまりスマホの存在ですね。
Twitterはわずか140文字。ブログと違って文章力が鍛えられることもなく、不確かな情報の率も高く、短文ゆえ内容も浅くなりがちです。
もちろん、動画やSNSも悪くはありませんが、メリット、効果が大きいのはやっぱり読書の方なので、「自分を変えたい、イージーモードの人生にしたい」と考えるなら、スマホから本へとシフトしましょう。
今までまったく読書をしてこなかった人が読書を開始する際の提案
せっかく読書を始めようと一念発起したのに、本が嫌いになってしまうようなことになれば本末転倒です。
長年読書をしてこなかった人へのご提案は以下の通りです。
本を読まない人には、少しでも時間があると、スマホを触ってしまう習慣の人が多いので、「〇曜日の〇時~〇時」「就寝前の〇時間」は読書タイムと時間を決めておきましょう。
ちなみにフライヤーの「flier book labo(フライヤーブックラボ)」は、定期的にオンライン読書会を開いて、活発に活動しています。
日本人の読書量(文化庁の世論調査)
文化庁が2019年2月~3月、16歳以上の男女3,590人(有効回答数1,960人)を対象に、読書についての世論調査を行ったところ、以下の結果が出ました。
日本人の識字率は99%(世界平均値は85.9%)にも関わらず、およそ半数の47.5%の人が「1か月に1冊も本を読んでいない」と回答しました。
16歳~22歳ぐらいの学生さんを含む調査なので、社会人だけならさらに増えると考えられます。
「読書量を増やしたいと思うか」という質問でも、約4割の人が「思わない」と答えています。
読書量世界ランキング、日本人はあまり本を読まない
日本は世界的に見ても、読書量は少なめの国民です。以下の表は、2017年に世界的な調査会社のGfK社が、主要17か国の国民各1,000~1,500名を対象にしたインターネット調査の結果です。
ただし、インターネットを使いこなしている国民のみの調査なので、バイヤスがかかっている可能性はあります。
①ほとんど毎日 ②少なくとも週一度 ③少なくとも月一度 ④ほとんど読まない ⑤まったく読まない(「読書量が多い(読書家)」といえるのは、①だと思いますので、①を基準に降順に並べてみました)したがって次の表は「読書家の多い国ランキング」になります。(単位は%)
国名 | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|
1.中国 | 36 | 34 | 16 | 11 | 2 |
2.スペイン | 32 | 25 | 16 | 21 | 6 |
3.英国 | 32 | 24 | 16 | 20 | 8 |
4.イタリア | 30 | 26 | 19 | 19 | 6 |
5.米国 | 30 | 25 | 16 | 20 | 10 |
6.ロシア | 29 | 30 | 16 | 19 | 6 |
7.カナダ | 29 | 22 | 16 | 21 | 11 |
8.フランス | 27 | 21 | 19 | 22 | 11 |
9.アルゼンチン | 26 | 27 | 20 | 18 | 9 |
10.ブラジル | 26 | 27 | 18 | 24 | 6 |
11.ドイツ | 25 | 25 | 18 | 26 | 7 |
12.オーストラリア | 23 | 19 | 20 | 27 | 10 |
13.メキシコ | 22 | 30 | 24 | 19 | 5 |
14.オランダ | 22 | 20 | 15 | 27 | 16 |
15.日本 | 20 | 24 | 16 | 29 | 11 |
16.ベルギー | 19 | 18 | 20 | 30 | 14 |
17.韓国 | 13 | 24 | 22 | 25 | 16 |
文化庁の調査に比べて、読書をする人の割合が多く出ているようです。それでもなお、世界的に見れば、日本人は読書量が少ない国民だといえますね。
読書量が多いと高まる力や読書の効果について
読書の最大の効果は、先ほど羅列した「読書量の多い人の特徴を得られること」です。
ほかにもさまざまな効果があると考えられます。
読書の効果
- 成功者の心構えやテクニックが身につき、失敗のリスクが減る
- 新しいビジネスを思いつくきっかけになる
- 周囲から孤立した場合、読書することで孤独感が減り、心に余裕が生まれる
- ストレス解消になる
成功者の書いたビジネス本は、成功者特有の思考やビジネスに必要な技能や知識が身につき、役立ちます。
失敗を繰り返してきた成功者や偉人の体験読めば、彼らと同じような失敗をするリスクも減らせますし、新しいビジネスを思いつくきっかけになるかもしれません。
そして、万一のトラブルに巻き込まれたり、誤解を受けて孤立してしまった場合は、本を読むことで、気がまぎれ、心に余裕が生まれます。
また、小説を読むことでストレスが解消できます。楽しい小説で明るい気分になれることはいうまでもなく、涙にもリラックス効果や安眠効果があるとされています。
読書の効果は、頭痛薬や胃腸薬のように、服用して数十分経ったら〇〇が治っていたという効果ではなく、気付いたら人生全般がイージーモードになっていたというイメージです。
効果のある読書と効果のない読書
「効果のないジャンルの本」というものはないと思われますが、自己啓発系や実用系の書籍は、読んだ内容を仕事や人生に生かしたり、行動に移さなければ、あまり意味がないといえます。
読んだ内容をすぐに忘れてしまったら、読書の時間が無駄なので、速読のトレーニングで右脳を鍛えてみてはいかがでしょうか?読んだ内容が記憶として定着しやすい脳を作りましょう。
たとえば読書速度が3倍になれば、2度繰り返してもまだ時間が余ります。脳トレも同時におこいますので、集中力や記憶力、読解力も伸びます。
読書と年収には明確な因果関係あり
「稼ぐ人」は勉強しているという明確な調査結果が出ています。
①年収1,800万円以上の人(=稼ぐ人)と②年収600万円台の人(=一般的な人)それぞれ500人ずつ、合計1,000人を対象にした調査で、両者の差は勉強量であるとの結果が出ています。(立命館大学・西山昭彦教授)調査の対象者は①②どちらも40歳以上です。
調査結果は次の通りです。
- 「稼ぐ人」は圧倒的に勉強量が多い
- 読書量は若いときも40代になっても2倍の差がある
- その差は若いとき1日29分、40代1日27分
- 「稼ぐ人」の66%が「勉強が収入増につながった」と考えている
- 自己投資(書籍の購入、セミナーに行く、資格をとるなど)の額は、「稼ぐ人」年20.3万円、「一般的な人」年10.2万円と約2倍の差がある
- 40代以降の自己投資の額は、「稼ぐ人」年20.5万円、「一般的な人」年8.2万円とますます差が開いている
2009年に財団法人出版文化産業振興財団(現「一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)」より発表された『現代人の読書実態調査』でも、年収と読書量には明確な因果関係がありました。
1か月に3冊以上(「3~4冊」「5~7冊」「8冊以上」の合算)の本を読むのは世帯年収1500万円以上がもっとも多く40.5%だった。対してもっとも少ないのは「300~500万未満」の人で22.6%という結果だった。
また「0冊」と回答した人の傾向にも特徴があり、「1500万以上」は9.5%、「300~500万未満」で28.2%となっており、かなりのひらきがあった。(引用元:マイナビ)
人事評価トップ5%社員の読書量は一般社員の24倍
クロスリバー代表の越川慎司さんが、のべ2万人の言動データを5年にわたり収集・分析した結果、以下のようなことがわかったそうです。
(人事評価トップ)5%社員は、「読書術」にも共通点がありました。1年の読書量が平均48冊の5%社員、一方、平均2冊の一般社員。このように、読書量が圧倒的に多いのも5%社員の特徴です。
興味深いことに、さらに本の選び方、そして読み方にも一般社員と異なる傾向が観察されました。
年に48冊読む5%社員は、その70%以上をリアル書店で購入していました。お気に入りの著者の新作や急ぎで調べる必要があるものはネット書店で購入しますが、しかし、月に2度ほど書店に立ち寄り、3~4冊まとめて購入していたのです。(引用元:プレジデントオンライン)
読書は会社員の人事評価にも良い効果をもたらすようです。
成功者はことごとく読書家!
年収の高い人、職場で評価されている人が読書家だという事実は、調査により明白ですが、成功している有名起業家、実業家の多くも読書家です。
読書家列伝
- 池上彰さん(ジャーナリスト)…新幹線には必ず本を3冊持ち込む
- 孫正義さん(ソフトバンク創業者)…肝炎で入院中の3年半で3,000冊もの本を読破
- ビル・ゲイツさん(マイクロソフト創業者)…休暇中に14冊読む。読書速度は1時間で150ページ。読んだ内容の90%を覚えている
- イーロンマスクさん(テスラ自動車CEO)…少年時代からあらゆるジャンルの本を毎日2冊ずつ読んでいた
- ウォーレン・バフェットさん(投資家)…毎日新聞5紙と企業報告書500ページを読む
- マークザッカーバーグ(Facebookの創業者)…2週間に1冊の本を読む
本を読む人と読まない人では人生が変わってくる
本を読む人と読まない人では、年収ばかりではなく人生の質が変わってきます。
とりあえず1日2~30分、スマホを別の部屋に置いて読書してみませんか?
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