今回の記事では、ジョン・マクドナルド著『マスターの教え』を紹介します。
『マスターの教え(THE MESSAGE OF A MASTER)』は、1929年に「カリフォルニア出版」というアメリカの出版社からリリースされました。
今から90年以上前に出た本ですが、現代人はもちろん、100年後を生きる未来人にも、おすすめしたい本です。
『マスターの教え』の要約・ネタバレ

成功哲学の古典「マスターの教え」、ふたたび世に出る
「マスターの教え」は、ジョン・マクドナルドという人が今から90年以上前に執筆した「成功哲学」の古典本です。時代にマッチしなかったのでしょうか? この本は長く絶版になっていました。
発売から64年後の1993年、出版の仕事をしているマーク・アレン氏のもとに出入りしていたトラックのドライバーが、「自分のお気に入りの本」だと持ち込んだことで、日の目を見ることになりました。
そして日本でも、3年後の1996年に「運命の貴族となるために」という邦題で、飛鳥新社より発売されました。
「マスターの教え」は、同じ飛鳥新社から2001年に再版されたときのタイトルで、原題「THE MESSAGE OF A MASTER」の和訳に忠実なものとなっています。
「マスターの教え」の内容は?読みやすい物語形式になっている
仕事に失敗し人生に絶望した男性が、「宇宙の法則」を熟知した「マスター」と偶然出会い、ともに旅をしながら成功哲学のレクチャーを受け、別人になって故郷に戻り次々に成功を収めていく物語です。
主人公の「私」も、仕事がうまくいかずに悩んでいたところ、帰国した友人を見て、自分もマスターに会って話を聞きたいと頼み、今度は二人でマスターを探す旅に出かけます。
「マスターの教え」には、二人がマスターから聞いた「富と知恵と成功をもたらす秘訣」が書かれています。
『マスターの教え』のなかの私たちを成功に導く言葉集
すべての人は同じ一つからなる力を使っている。
もし私たちにひとつの願望が生まれた時、その願望に相対立し、その意識と力を無効にしてしまうような他の思いがなければ、それは偉大な力を発揮します。
力を向ける先がいくつもあると、力は分散されて、それぞれの目標はごく弱い刺激しか受けられず、その結果、反応が遅れ、時にはまったく何も起こらないというわけです。
次々と「外なる心」が新しい欲望をみつけたり、ありもしない障害を作りだしたりするからです。
私たちに必要なことは「外なる心」を訓練することだと、思い当たることでしょう。
もし、確固たる目標が心の中でしっかりとイメージされ、描かれていれば、(略)自動的に、プラスの条件や人々を確実にあなたのもとに引き寄せます。
あなたの計画を他人にもらしてしまうと、その計画は緊張感を失い、そのパワーが散逸してしまいます。
あなたが、誰かに、何かを抵抗するとーそれが批判、羨望、嫉妬、にくしみ等、思いであれ、発言や行動であれ、ーあなたは必ずその相手を助け、しかもそれに比例して、自分自身を弱めてしまいます。
あなたの邪魔をする者はあなたを助けてくれているのです。彼らこそあなたの友だと考えてください。
いつか、あなたが物質的なものを追及することから卒業する時が必ず来る。そしてあなたは人生を、人類の欲望と悲惨さと不幸から解き放つことに、ささげ始めることになるだろう。
『マスターの教え』と『量子力学』の関係を世界一簡単に解説

「素粒子」は、物質の最小単位だが、それより小さい「ひも」が存在?
現在のところ、物質の最小単位は「素粒子」ということになっていますが、「超弦理論(超ひも理論)」という仮説では、有限の大きさを持つ「ひも」がさまざまに振動し、素粒子を作っているとされています。
素粒子よりさらに小さい「ひも」の存在は、今のところ「仮説の段階」ですが、今後、この「ひも」を観察できるようになり、「超弦理論(超ひも理論)」が仮説から定説になれば、自然や宇宙に関する多くの法則を、「ただひとつのシンプルな理論」で統一できるのではないかといわれています。
「波動」は物理学や量子力学の用語であり、スピリチュアル用語ではありません
原子や素粒子は、それぞれの「周波数」で振動しています。「周波数」とは、1秒当たりの振動数になります。単位はヘルツ(Hz)です。
もちろん、素粒子の集合体である、人、花、風、うさぎ、犬…ありとあらゆるものは固有の周波数で振動しています。
物理学ではこれを「固有振動数」と呼び、この振動によって生じる波を「波動」と呼ぶそうです。
「波動」は、つかみどころのない物ではなく、れっきとした物理学や量子力学の専門用語です。
人間関係においては、「Aさんとは波長が合うが、Bさんとは波長が合わない」と、「波長」という言葉を使います。
「宇宙」と「意識」は相似形 どちらも謎に満ちている
宇宙は、観測できる物質がわずか5%、残りは27%の観測できない物質『ダークマター』と68%の観測できないエネルギー『ダークエネルギー』で構成されています。

心理学者のユングによると、意識全体を大きな氷山にたとえると、そのほとんどが海に沈んでいる『潜在意識』、残りが意識できる『顕在意識』だそうで、それぞれの比率は、95% 対 5%だと考えられています。
『E = mc2』と『E = hν』で世の中のすべてを表現!

「E(エネルギー)=m(物質の質量)c(光の速度)2」:エネルギーは物質の質量に光の速度の2乗をかけたもの」
「E(エネルギー)=h(プランク定数)v(周波数):エネルギーは周波数に比例する ※ プランク定数とは比例定数であり、量子力学のマックス・プランクの名前に由来する」
どちらもアインシュタインが考え出した物理学の関係式ですが、「見えない世界」を表現するのは後者です。
科学的成功法則の教科書: 量子力学で解明!」では、
見える世界 | 見えない世界 |
---|---|
粒 | 波 |
E = mc2 | E = hν |
肉体・物質・形・色・陽 | 心・意識・氣・空・陰 |
この世は、見えるものも見えないものも、すべては「エネルギー」でできています。
つまり、この世に存在するものはすべて、「誰かの思考や想像(エネルギー)」が形になったものなのです。
そして、量子力学的では、イメージ、言葉、行動のなかで、もっともエネルギーが高いのは「行動」だとされているそうです。
イメージ(波) < 言葉(粒) < 行動 ⇒ (現実化)
もちろん、イメージ、言葉、行動が同じベクトルでないと現実化しません。
もっともエネルギー(周波数)が高いのはニュートラルな状態(中庸)
あらゆる物質は、マイナスとプラス(陰と陽)で成り立っているため、ニュートラル(中庸)な状態こそが、量子力学の法則に逆らわない「自然な生き方」となります。
孔子も「中庸の徳たるや、それ至れるかな」「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と、ニュートラル(中庸)であることが、「最高の状態(最高の徳)」であると説いています。
「中庸」とは、「グレー」の状態。「グレー」といえば、あまり聞こえは良くないのですが、私は「白黒二元論悪玉論者」なので、中庸をグレーと定義します。
自分が「純白」だと思うから周りがすべて「漆黒」に見え、不要な敵意や対立を生み、お互いが疲弊していくのだと考えています。
また、自分自身を客観的に見てコントロールできる「メタ認知能力」も、「中庸の精神」には必要でしょう。
「メタ認知能力」が低いと第三者的な目線で物事や自分を見ることができず、相手の気持ちを考えることなく「自分だけが正しい」と思い込んでしまいます。
『類は友を呼ぶ』の『類』は周波数
あらゆる物質はそれぞれの周波数で振動しています。人間だって、無数の素粒子でできているのだから、当然、振動しています。
ラジオを聞くときと同じで、この世界は同じ周波数のものが自然と引き寄せられます。
頭のなかが不満ばかりならば、同じような周波数の人が引き寄せられ、いつも楽しいことを考えていれば、楽しい周波数の物事が引き寄せられます。
『E=hν』:エネルギーは周波数(波動)に比例する。
感情』を自由にコントロールできれば、自分の周波数を自在にコントロールでき、人生もコントロールすることができる」とおっしゃっています。
コンフォートゾーンを飛び出そう! 「快適な空間」 飛び出す覚悟も必要!

コンフォートゾーン(英語:Comfort zone)とは、「快適な空間」を意味する語である。心理学などでは、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指す。(「コンフォートゾーン」wikipedia)
成功のためには「イメージ・言葉・行動」が大切です。
自分のコンフォートゾーンが、「愚痴ばかり言い合い、行動しない仲間とともに居る場所」だとすれば、それも、自分の望み通りの現実を「引き寄せている」ことになります。
もちろん、多少の試練が待ち受けているでしょうが、ここを飛び出すことこそが、成功への第一歩である「行動」だといえるでしょう。
科学的成功法則の教科書: 量子力学で解明!( )」
「マスターの教え(ジョン・マクドナルド著)」「引き寄せの法則」は魔法ではなく、行動が必要
90年前からの長ロングセラー「マスターの教え」と、量子力学から見た「引き寄せの法則」をご紹介しました。
「引き寄せの法則」は、それなりの「努力と行動力」が必要で、けっして魔法ではありません。
なので、私は、瞑想しているだけで「宝くじが当たった」といったおいしい話には懐疑的です。
けれども、「類は友を呼ぶ」「笑う門には福来る」これだけ理解していれば十分だと考えています。
そして、「よし!やってみよう」と思いつくようなことはすべて、「頑張れば上手くやれる可能性があるもの」ばかりなのではないかと、思っています。
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