このサイトでは、発達障害専門の就労支援サービスを行う『ジョブトレ(旧リンクビー)』、とくに『大阪・梅田支部』を中心にご紹介します。
ジョブトレ梅田は、JR大阪駅、Osaka Metro梅田駅からすぐの、とてもアクセスの良い場所にあります。
しかも大阪支部では、発達障害の二次障害となりがちな「うつ症状」のある方の職業トレーニングと就職支援サービスも行っています。
医師から発達障害の診断を受けている就活中の方はもちろんのこと、卒業後、複数の企業で勤めてはみたものの、どこも長続きしない、次の就職は失敗したくない、そういった悩みのある方も、ぜひ最後まで目を通してみてください。
もちろん、アルバイトのみ、就労経験なしの方も大歓迎です。
ジョブトレ(旧リンクビー)にアクセスすれば、人生の新しい第一歩を踏み出すヒントが見つかるはずです。
なお、発達障害者就労支援サービス・ジョブトレは「大阪・梅田」だけではなく、東京都千代田区の「ジョブトレ大手町」と「ジョブトレ秋葉原」、そして2021年春には「ジョブトレ横浜」もオープンしました。
カリキュラム等は変わらないので、大手町、秋葉原、横浜のジョブトレが気になる人も、読んでみてくださいね。
ジョブトレは「精神障害者保健福祉手帳」の交付を受けていなくても、医師の診断書さえあれば利用できます。
就業トレーニングを積んだ後は、ジョブトレの運営母体であるゼネラルパートナーズに、発達障害に理解のある企業への就職をサポートしてもらいましょう。
ゼネラルパートナーズは、15年以上にわたり障害者の就職・転職をサポートしてきた実績があり、ゼネラルパートナーズが提携する企業は2,000社にもおよびます。
発達障害者就労支援サービス・ジョブトレ梅田へのアクセスは?

ジョブトレ大阪へアクセス(公共交通機関編)
ジョブトレ梅田は、JRやOsaka Metro(地下鉄)の各駅から徒歩数分の場所にある「大阪駅前第四ビル」の23階に位置します。
とくにOsaka Metro谷町線「東梅田駅」南改札口からは徒歩約1分。道に迷ったら東梅田駅の方向を目指しましょう。
住所は「大阪市北区梅田1丁目11-4」。各駅からの所要時間は以下のとおりです。
■ Osaka Metro谷町線「東梅田駅」南改札口から徒歩約1分
■ Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」南改札口から徒歩約5分
■ Osaka Metro四ツ橋線「西梅田駅」南7-Aから徒歩約5分
■ JR東西線「北新地駅」から徒歩約4分
■ JR各線「大阪駅」から徒歩約8分
■ 阪神各線「梅田駅」から徒歩約5分
■ 阪急各線「梅田駅」から徒歩約10分
ジョブトレ大阪へのアクセス(マイカー編)
また、車でジョブトレ梅田へアクセスする場合は、大阪駅前第4ビルの地下駐車場を利用できます。

平日は30分ごとに300円という料金設定ですが、障害者割引もあるそうなので、詳しくは、駐車場監視室(06-6344-7639)までお問い合わせください。
ジョブトレ梅田は大阪駅前第4ビル23階
ジョブトレ梅田は、大阪駅前第4ビルにあります。23階には高層エレベーターを利用することになりますので、地下から来られた場合は、1階または14階で高層エレベーターに乗り換えてくださいね。
『ジョブトレ梅田』はうつ症状専門の就労支援サービスも行う
ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)、ADHD、LDなどの発達障害による二次障害(うつ病、双極性障害)でお困りの方にもジョブトレ梅田はおすすめ。
発達障害の方は、仕事や人間関係のストレスを抱えることが多く、どうしてもうつ症状が出やすいものです。
ジョブトレ梅田は、発達障害同様、うつ症状のある方が同じ会社で長く働くことができるようにサポートしてくれます。
『ジョブトレ』の職業トレーニング・カリキュラムについて

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)、ADHD、LDなど発達障害を持つ方の大きな特徴は、「得意なこと(凸)」と「苦手なこと(凹)」の差が大きいこと。
当事者のみなさんが「自分らしく働く」コツは、自分の強みと弱みを認識することにつきます。
つまり、得意な分野を生かし、苦手な分野は「なるべく」克服していくよう努めることが大切。
自己肯定感が低くなりがちで、ストレスをためやすい発達障害の当事者には、体調の安定も大切です。
ジョブトレでは、これらのことをふまえ、発達障害者の方々の凸凹を「なるべく」平らにし、心身の健康を維持しながら働くための、「発達障害者に特化した」職業トレーニングを受けることができます。
ジョブトレの短時間トレーニング(15分程度のもの)
タイピング練習 | 事務職の求人が多いジョブトレには必須のトレーニングです。 |
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呼 吸 法 | どうしてもストレスをためがちな発達障害の方におすすめのトレーニング。 |
メモの取り方 | 発達障害の方は、雑音の中で人の話を聞き取れなかったり、電話を聞きながらメモを取ったりすることが苦手な傾向があります。このスキルは就職後、かならず役に立ちます。 |
脳 ト レ | SPI(職業適性)検査に強くなる脳トレを楽しみながら、集中力も鍛えましょう。 |
ジョブトレの長時間トレーニング(1.5時間~2.5時間程度のもの)
ストレスマネジメント | ストレスをコントロールして心身の安定を。 |
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パソコン研修 | Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど、パソコンソフトの基本。 |
マナー研修 | 挨拶の仕方、敬語の使い方、コミュニケーションの方法。社会経験の少ない当事者には必要なトレーニングです。 |
就 活 研 修 | 今後就職活動するうえでの心構えなど。 |
ジョブトレの実践的職業トレーニングでスキルアップと自信を!
そして、5~6名の利用者で模擬会社を作り、「社員として」様々な業種、職種を体験してみます。
上司役の職員は(発達障害者が苦手とする)あえて抽象的な指示を出し、利用者は理解力を養います。もしミスをすれば、その原因を探り、「なるべく」回数を減らしていくようトレーニングします。
仕事の段取りの調整、日程を管理し納期を守る、報告連絡相談を徹底する等、発達障害の方が苦手とする分野の訓練を中心に取り組み、論理的思考や協調性、コミュニケーション能力を養います。
ジョブトレの就職活動トレーニングで就職はすぐそこ!
就活の心積もりができた利用者は、2週間に1度ほど職員とマンツーマンで面談を行い、一緒に応募企業を選択。さらに模擬面接、履歴書や職務経歴書の添削をしてもらいます。
ジョブトレの職員が作成する『プロフィールシート』は、そのまま応募企業に提出できる

利用者を温かく見守ってくれた職員が、利用者の性格や能力、適性が書かれた『プロフィールシート』を作成してくれます。
このシートは、自分の強みや弱みを認識するだけではなく、実際に応募書類として企業に提出できるものです。
ジョブトレの運営母体であるゼネラルパートナーズは、発達障害、精神障害に理解のある企業のみを紹介してくれるので安心。また、ハローワークからも応募企業を選択することができます。
利用者の特性も職員から企業に伝えてもらえるので、入社したものの突然苦手な仕事を押し付けられる心配もありません。
もちろんジョブトレでは、卒業生がその会社で長く勤務できるよう入社後もフォローします。
ジョブトレを利用する方法
- 「見学・相談予約・お問い合わせ」フォームより申し込む
- ジョブトレより返信。来所日程決定(相談はリモートも可)
- ジョブトレにて、トレーニングの説明と実際のトレーニング場面を見学
- 個別面談
- (場合によっては)5日程度のお試し通所
- 利用者が市区町村の障害福祉課に「受給者証」の申請手続き
- 受給者証が交付されれば、ジョブトレと利用契約を締結
ジョブトレ梅田のQ&A

収入の状況によって自己負担(1割程度)が発生する場合がありますが、9割以上の方は無料で利用しています。交通費、昼食費は自己負担ですが、市区町村によっては補助が出る場合もあります。障害福祉課にお問い合わせください。
原則、最長2年。就職が決まった時点で卒業となります。就職する意志があるのに、2年経過してしまい、退所しなければならなかった人はいまだいません。
「模擬職場」という設定で、基本的に月曜日から金曜日の10時から16時でプログラムを組んでいます。週4日以上の通所を推奨しています。
はい、医師の診断さえあれば大丈夫です。「障害者採用」を希望の場合は、手帳が必要となりますので、通所後申請ください。
65歳未満の方が対象となります。利用者さんの年代は、20代、30代、40代以上とまんべんなくいらっしゃいます。
いいえ、現在無職の方が対象となります。
おわりに…私が発達障害者就労支援サービス・ジョブトレ・梅田をおすすめする理由

私には、 ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)の症状を抱えながらも、毎日車で通勤し、食品会社の工場で元気に働く友だちがいます。
車いすに乗ったり白い杖を持ったりしているわけではありませんし、話す言葉も書く文章も、いわゆる「健常者」とよばれる人たちとまったく変わらないのです。
いや、平均的な健常者よりも文才があるようにも見えます。
彼女自身も20代の半ばまでは、自分が健常者だと思っていたらしく、「なぜ自分はどんな仕事も長く続かないのか」「なぜ同僚や上司との人間関係がうまくいかないのか」、まったく見当がつかなかったそうなのです。
子どもの頃からたびたびイジメにあい、この状況を何とかしようと、猛勉強の末、女子高の進学校に入学しました。
さすがにイジメはなくなったものの、周りの女の子たちとうまくコミュニケーションが取れず、楽しい思い出はあまり作れなかったそうです。
進学までは自分の努力でなんとかなったものの、就職となれば話は違います。
どこに就職しても仕事が続かず、それを自分の努力不足や怠慢だと思い込み、自己嫌悪に陥り「うつ症状」や「引きこもり」も経験しました。
ところが、ある日インターネットで「ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)」について知り、自分の症状にぴったり当てはまるので、思いきって精神科の診察を受けてみたところ、医師から「ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)」の診断を受たそうです。
診断を受けたショックはなく、むしろ肩の荷がおりた気がしたそうです。
その後、「自分は精神障害者だ」と明かしたうえで、職を見つけ、今では自分で稼いだお金で旅行に出かけ、経済的にも余裕ができ美味しい物も食べられるようになりました。
発達障害者の大きな特徴は、「得意なこと」と「苦手なこと」の差が激しいこと。
企業はどうしても全科目7~80点の人材を求めてしまいます。「マルチタスクをこなすこと」や「仕事の優先順位を考えられること」が、一番重要なスキルなのです。
けれども、発達障害の人たちはそれが一番苦手。彼らは30点もあれば99点の科目もある人たち。「発達障害者」を別の言葉でいえば、「個性豊かな人」ともいえます。
足の不自由な人に軽快なフットワークを必要とする仕事は難しいでしょう。でもデスクワークなら健常者と同じようにできます。
同じように発達障害の人にも、30点しかとれない仕事ではなく、99点とれる仕事をお願いすれば、企業も当事者も笑顔で仕事ができます。
発達障害について知識や理解のある企業と、「自分らしく働きたい」と考えている発達障害者を結び付けてくれるのが「ジョブトレ」。
これまでどの仕事も長続きしなかった発達障害の当事者は、一度、ジョブトレの発達障害専門の就労支援サービスを利用してみてはいかがでしょうか?